研究概要Research

固体に代表される凝縮体では無数の原子(電子とイオン)が相互作用しており,個々の構成要素の総和としてではなく,系全体として,思いもよらない協奏的な現象が発現します.本拠点は,理学部,工学部,フロンティアセンターの3キャンパスの教員6名による密接な共同研究をもとに超伝導・磁性・金属絶縁体転移などの物理現象を研究対象とし,そこで重要となる,物質の局所構造(鍵となる原子と周辺の原子配列およびその運動)と機能発現との相関を解明することを目的としています.純良単結晶育成,高圧合成,ナノ構造物質合成などの技術を用い,重い電子系の超伝導やトポロジカル絶縁相,量子臨界現象,軽元素での磁性や超伝導など,重要な物理現象を発現する新物質群(ガコ状ホウ化物を含めた希土類化合物,ナノ空間物質など)の良質な試料を合成します.そして,これらの極低温下での物性測定と,局所構造を微視的に解明することの出来る量子ビーム(中性子,ミュオン,放射光X線)実験を行います.これにより局所構造と物性との相関に関する広く詳細な知見を得て,協奏的な物性発現の本質を理解します.

ニュースNEWS

2019.07.03
プレスリリース:「絶縁体中を動き回る謎の中性粒子を検出―理・伊賀文俊教授がYbB12結晶作製に貢献」
2019.07.03
日本経済新聞に研究成果が掲載「京大・東大・茨城大など、絶縁体の内部を動き回る未知の中性粒子を発見」
2019.05.25
伊賀文俊教授らのSmB6の表面状態に関する論文がNature Commun.に出版になりました.
2019.04.10
大山研司教授が代表者の新学術領域研究「ハイドロジェノミクス」公募研究「水素吸蔵物質での水素位置確定法:粉末中性子ホログラフィーの実現」(R1ーR2)が採択されました.
2019.04.10
中野岳仁准教授が研究代表者の科研費・基盤研究(C)「ラシュバ効果によるs電子系ナノクラスターのスピン軌道相互作用増強機構」(H31/R1-R3年度)が採択されました.
2019.04.01
岩佐和晃教授が茨城大学フロンティア応用原子科学研究センターの副センター長に就任しました.
2019.04.01
横山淳准教授が日本物理学会領域8の運営委員に就任しました(任期: 2019.4.1-2020.3.31 うち2019.10.1-2020.3.31は副委員長).
2019.04.01
大山研司教授が日本中性子科学会の評議員に就任しました.
2019.04.01
中野岳仁准教授が高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所の客員准教授に就任しました.
2019.04.01
中野岳仁准教授が日本中間子科学会の運営委員(会誌編集委員長)に就任しました.