研究概要Research

固体に代表される凝縮体では無数の原子(電子とイオン)が相互作用しており,個々の構成要素の総和としてではなく,系全体として,思いもよらない協奏的な現象が発現します.本拠点は,理学部,工学部,フロンティアセンターの3キャンパスの教員6名による密接な共同研究をもとに超伝導・磁性・金属絶縁体転移などの物理現象を研究対象とし,そこで重要となる,物質の局所構造(鍵となる原子と周辺の原子配列およびその運動)と機能発現との相関を解明することを目的としています.純良単結晶育成,高圧合成,ナノ構造物質合成などの技術を用い,重い電子系の超伝導やトポロジカル絶縁相,量子臨界現象,軽元素での磁性や超伝導など,重要な物理現象を発現する新物質群(ガコ状ホウ化物を含めた希土類化合物,ナノ空間物質など)の良質な試料を合成します.そして,これらの極低温下での物性測定と,局所構造を微視的に解明することの出来る量子ビーム(中性子,ミュオン,放射光X線)実験を行います.これにより局所構造と物性との相関に関する広く詳細な知見を得て,協奏的な物性発現の本質を理解します.

ニュースNEWS

2019.04.01
横山淳准教授が日本物理学会領域8の運営委員に就任しました(任期: 2019.4.1-2020.3.31 うち2019.10.1-2020.3.31は副委員長).
2019.04.01
大山研司教授が日本中性子科学会の評議員に就任しました.
2019.04.01
中野岳仁准教授が高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所の客員准教授に就任しました.
2019.04.01
中野岳仁准教授が日本中間子科学会の運営委員(会誌編集委員長)に就任しました.
2019.03.29
岩佐和晃教授がJ. Phys. Soc. Jpn.誌の中性子散乱に関する特別号にPr化合物の多極子に関する招待論文を執筆しました.
2019.03.17
日本物理学会第74回年次大会が九州大学伊都キャンパスで開催され,研究拠点メンバー及び所属学生らが多くの研究発表を行いました.
2019.03.12
2018年度量子ビームサイエンスフェスタがつくば市で開催され,研究拠点メンバー及び所属学生らが研究発表を行いました.
2019.03.08
フロンティア応用原子科学研究センターの平成30年度研究ユニット成果報告会が開催され,研究拠点メンバーの伊賀文俊教授,桑原慶太郎教授,岩佐和晃教授,大山研司教授が最近の成果発表と活動の報告をおこないました.
2019.03.07
中野岳仁准教授らのアルカリ金属超酸化物RbO2の磁性に関する論文がJ. Phys. Soc. Jpn.誌に掲載されました.
2019.03.04
中野岳仁准教授らのゼオライトLSXにカリウム金属を圧入した系における新たな強磁性相の発見に関する論文がPhys. Rev. B誌に掲載されました.